ミネラルウォーターのph(ペーハー)
硬度とは別に、ミネラルウォーターを比較する数値に、水分中の水素イオンの濃度指数pH(ペーハー)があります。pHは0から14までの数値で表され、pH1は強い酸性で、 pH14が強いアルカリ性、その中間のpH7が中性になります。
人間が飲む飲料水としては、アルカリ性がが強すぎたり酸性が強すぎたりすると、人体に悪影響を与えますから、飲用水としては使う事ができません。ほとんどのミネラルウォーターがpH5.0〜9.0で、ちなみに水道水はpH5.8〜8.6が基準となっています。
健康な人の体液はpH値が約7.4の弱アルカリ性なので、アルカリ性の水は体との相性がよく、吸収率が高くなります。疲れてくる と身体は酸性に傾き、エネルギー分解が滞り、中性脂肪や糖の分解も鈍くなります。アルカリ性のナチュラルミネラルウォーターの他に、水を電気分解してつく るアルカリイオン水もあります。
酸性の水を日常的に飲むことは健康のためにはおすすめできません。しかし、弱酸性の水はうがいや消毒に利用できます。また、人の肌は弱酸性なので、弱酸性の水で顔を洗ったり、化粧水として使うとしっとりします。